IW7 - 最新ウィスカー強化セラミック材質
最新IW7チップ材質は、Ni又はCoベースの超合金や、強靭鋳鉄、焼入鋼の 旋削加工に適します。
<特長>
- 高硬度(Hvが2,100)
- SiC(シリコン)ウィスカー強化セラミックにより、高い破壊靱性
- 粗加工時も優れた耐熱衝撃性(クーラント利用推奨)
- 粗~中仕上げ加工に適す。超硬材質と比較し、8-10倍の高速切削においても 高い加工性能を発揮
- アルミナ母材により、良好な耐酸化性
IW7チップ材質は、高熱の超合金や高硬度被削材の高速加工が可能。その際に 発生した切削熱が被削材を軟化させ、切削抵抗を低減します。
IW7は、 WG300 (グリーンリーフ)、KY4300 (ケナメタル)、CC670 (サンドビック)に 対抗可能な高性能チップ材質です。
<使用について>
- イスカル トップクランプタイプホルダーへの使用を推奨
- 粗加工時は、厚みのある大きなコーナーR又は正方形のチップを選択
- 15°又は45°リード角を推奨
- チップ面取部がノッチ摩耗を防止、良好な仕上げ面、長い工具寿命を実現
- 可能な限り突出しが短く、ホルダー把握部を大きく取れる工具をご使用下さい
- 剛性の高い重金属もしくは超硬材質のボーリングバーの使用を推奨
<推奨加工条件>
被削材:耐熱合金(インコネル、ステライト、ワスパロイ、ハストロイ等)
切削速度(Vc):150-450 m/min
送り(f):0.1-0.2 mm/rev
切込み量(Ap):0.5-3 mm
クーラントタイプ:乾式/湿式